今のフランス料理の最初の形は、ルネサンス時代のイタリアから、当時のフランス王・アンリ2世と婚姻したカトリーヌ、その専属料理人により伝えられたと言われ、ブルボン王朝の最盛期に宮廷の晩際料理として発達しました。
そして、ハプスブルク家によってロシアやドイツなどの宮廷にも広まり、フランス革命後には、宮廷から職を解かれた料理人が街でレストランを営み、市民でもフレンチが楽しめるようになりました。
19世紀には、それまで多くの料理を同時に並べていたのをやめ、一皿ずつテーブルに運ぶ方式へと大きく改革されました。この提供方法は、寒い気候のロシアで料理を暖かいまま提供するために、フランス料理のシェフが工夫したものです。その後にフランスに逆輸入されたと言われていて、ロシア式サービスと呼ばれています。
料理内容の発展とともに、食器や作法なども洗練されていきました。料理の味や店の雰囲気の批評する食通も生まれ、ミシュランガイドやゴー・ミヨなどの格付け本も出版されるようになり、フレンチレストランの普及が急速に加速しました。